よく噛んで食べることで健康に
Q1 よく噛んで食べることがなぜ健康によいことなのでしょうか?
- 噛むということは、食べ物を飲み込むために必要なだけでなく
- 消化液を分泌させて消化、吸収を助ける。
- 味覚等の満足感を得る。
- 噛む刺激により、顎の発育を促進したり血行を促進する。
- などという理由により健康を促進していると考えられます。
Q2 噛む回数はどのくらいがよいのですか?
よく噛むことは確かに重要ですが、食べ物の性状によって大きな違いがあります。
また、同じ食品でも調理の方法によって噛みごたえはずいぶん違います。
ですから噛む回数というよりも次のようなことが大切だと思われます。
- 子供たちが食べるときの舌の動きや上方に目を向けて食べ物によって食べ方が違うことに気づくこと
- 食材や調理法を工夫して子供たちがいろいろな「味」「香り」「噛みごたえ」を経験できるように配慮すること
- いろいろな食物を味わって食べることの楽しさ、大切さを感じること
Q3 おいしい感覚が得られやすい食べ方は?
- 口を閉じながら、できるだけ口の前の方で食物を取り込む(無理に押し込まない)。
- 大きめの食物は前歯でかみ切る。
- 硬さに応じて噛み込む力を変えて咀嚼する。
- 唇を閉じて咀嚼する。
- 一口量が多すぎないようにする
よく噛んで食べると食物の形や硬さがよく感じられるだけでなく、噛みつぶすことにより食物本来の味が出てきて味覚が刺激され、おいしく味わって食べることができます。