口臭について

誰もが気になるお口の臭い。原因は何でしょう?

口臭は主に口腔由来の口臭と全身由来のものがあります。

口腔由来の口臭は口腔内の細菌が関係しています。
口腔内細菌がつくりだす揮発性硫黄化合物が口臭の主成分です。

歯周病、むし歯や不適合なつめものなどがある場合、特に歯周病では口内の細菌が 増加していることが多く、口腔ケアが行き届かないということもあります。
また、むし歯や不適合なつめものがあると細菌や汚れが溜まり易くなり、これが口臭の 原因になります。

では全身由来の口臭とは何でしょう。血液中に溶けているニオイ物質が 肺におけるガス交換によって呼気中に出るものです。
食物は消化、吸収(胃腸)、代謝(肝臓)され血液内に入ります。 血液中にニオイ物質がある場合、呼気が臭うのです。

口腔由来の口臭、全身由来のものそれぞれに生理的な(病気とは関係ない)ものと 病的なものがあります。

口臭が気になる方は歯科を受診して歯や歯肉の状態をチェックしてみましょう。

©一般社団法人平塚歯科医師会