学校災害における歯の損傷

小中学校における学校災害は歯の損傷がトップを占めております。
これは体育、部活動等のスポーツ時に学校内で起こる事故が多いことを示しています。
事実、当会会員診療所にもスポーツ、運動中に歯が「折れた」「抜けた」「唇が切れた」といった理由で子供たちが来院しています。

そこで「歯が抜けた」場合の処置は、
  • 抜けた歯を乾燥させない。
  • あまりさわらない。
  • すぐに歯科医のところに行く。

ということです。
 乾燥については、

  • 水(牛乳)の中につける。
  • 水などがなければ口の中に入れる。(飲んだり噛んだりしない)
    さわったりもったりするときは、
  • 根の方を持たない。

抜けた歯でも固定すれば再び歯茎とくっつくことができます。
このような事故を未然に防ぐ方法として、スポーツ時のマウスガード装着が有効なこともあります。

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