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歯科X線と被曝

歯科用レントゲン写真には、お口の中に小さなフィルムを入れて撮るデンタルX線写真と、お口全体を外側から撮るパノラマX線写真があります。それでは歯科医院でX線撮影をすると、どのくらいの被曝線量になるのでしょうか?

撮影部位によって異なりますが、デンタルX線写真1回の撮影で0.004~0.02mSv(ミリシーベルト)、パノラマX線写真の場合では0.01~0.02mSvです。また胸部X線CT検査6.9mSv、胃X線検査(透視撮影)2.7~4mSv、日本で人が自然に浴びる放射線量(年間)1.5mSvです。

このように歯科医院で撮影するレントゲン写真の被曝量は大変少ないことが分かります。 またX線写真撮影時に鉛が入った防護エプロンをする事で、被曝を減らすことが出来ます。
正確な診査の為に必要なレントゲン撮影にご協力お願い致します。

1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)
1ミリシーベルト(mSv)=1000マイクロシーベルト(μSv)です。

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